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2016年9月22日木曜日

真剣そのもの、ぶどうのおめめ!

ばぁばが遊びに来たときに、お土産に岡山県産の種なしぶどうピオーネを持ってきてくれた。直径2センチはあろうかという、大粒のぶどうは、フルーツ好きな息子のためにと買ってきてくれた立派なものだった。

朝食やおやつのときに、大人が皮をむいてやり、喉に詰まるといけなので4等分くらいにして食べさせていたのだが、

今朝は、「ぶどう、じぶんでやる!」と言ったので、やらせてみることにした。
まずは、ぶどうを房ごと渡して、「ねじねじして取るんだよ」と見本を見せた。最初はよくわからず、力ずくで引っ張って、もぎとろうとした息子だが、ちょっとずつねじる手つきを覚えて、3個とも房からとることができた。

そして、ふたつ皿を用意して、手前に実を入れる皿、奥にむいた皮をのせる皿を配置した。
息子は、真剣な目つきで大粒のぶどうをしっかり手で持つ。いつもは、右ききなのに、なぜか右で実を持ち、左手で皮をむき始めた。

最初、どこから皮をむいていいのかわからず、実を転がして見ていた息子だったが、私が「おへそのところからむくんだよ」と教えると、「おへそー」とうれしそうに、声を出して笑いながら房がついていたくぼみの部分を発見して、そこからむき始めた。

息子はここ数日、私たちのむく姿をじーっと見ていたからだろう、指先を上手に使い、方向転換をしながら、まんべんなくきれいにむいていくので、驚いた。

意外と大人の手よりも、小さい子どもの手のほうが、ぶどうはむきやすいのかもしれない。

数分かかって、ようやくむけた緑のやららかな球体からは、おいしそうな紫色のつゆがしたたり落ちている。そのつゆは、息子のふくよかな腕をつたっていた。「おいしいジュースがこぼれないように、お皿の上でむくといいよ」と私は声をかける。

せっかく上手にむけたので、そのままかぶりつかせてやることにした。喉につまらせるのでは? と危惧していた私の心配はよそに、息子は少しずつかぶりついて、つまらせることなく上手に食べていた。
満足そうな息子の表情を見ていると、大人が子供のことを思って、先回りしてしまってばかりでは、息子の達成感や好奇心を奪ってしまうことになるのかもしれないと思った。

ちょっと無理そうかなと親が思っていることでも、自分から「やりたい!」と目を輝かせたときには、やらせてあげるようにしたい。

皮をむいた後のお皿には、ぶどうのおいしいジュースがいっぱい。最後に飲み干し、ぶはーっといい声をあげた息子の表情は、ビールを飲んだ後の夫の顔にそっくりであった。




2016年3月4日金曜日

好きな食べ物の余韻に浸る

まもなく2歳になる息子は、最近食べ物の余韻に浸ることを覚えてしまった。

毎日のように昼ごはん後に食べている、「みかん」の薄皮をクチャクチャと噛み、なかなか飲み込もうとしないのだ。明らかに余韻を楽しんでいる様子。

私が飲み物を差し出して、「クチャクチャしていると、おいしくないから、飲み込みなさい」と注意するのだが、なかなか聞いてくれない。しまいには、「みかんですよ~」などと言ってふざけて笑っているのだ。

みかんの他に、口の中に入れて飲み込もうとしないのが、「スコーン」。こちらは私が手作りするおやつで、息子は「おこーん」と呼んで愛している。スコーンは、粉がドロドロになった状態で口の中に入れっぱなしにするので、厄介だ。ふざけて吐き出そうものなら、床が大変なことになってしまう。
2歳児特有のイヤイヤ期が始まっているので、素直に親の言うことを聞いてくれず、あまのじゃくぶりりも発揮して、パパとママは手をやいている。
かなりの回数を焼いているスコーンは、だいぶコツをつかんできた。最近は、オレンジジュース入りで作るチョコチップスコーンがヒットだった。今日は、抹茶パウダーを入れて抹茶スコーンを焼いてみた。抹茶の風味が口の中に広がって春らしい。やはり息子は、抹茶の余韻に浸るのだろうか?




2016年2月18日木曜日

一年に一度のモテモテの日


夫の仕事先から、毎年バレンタイデーの頃にうれしい小包が届く。袋の中には、女性陣3人から贈られた甘いスイーツが入っている。パッケージもかわいらしく、「今年は何だろう? 」 と、いつも開ける前からワクワクしてしまう。

チョコレートをあげる側だった私も、夫のおかげで受け取る側の楽しみを知ってしまったのだ。年に一度のモテモテの日、家族は浮足立つ。今年はなんと息子の分まで入っていた!

毎年手作りチョコレートを作り続けているある女性は、お菓子作りはプロ級の腕前で、ホワイト、抹茶、ストロベリー、ラムレーズンなど何種類ものひとくちチョコレートを作り、オリジナルの美しいラベルで飾ったチョコレートをプレゼントしてくれるのだ。

私が妊娠・授乳中の頃には、お酒なしのものを別に用意してくれ、「そんな心遣いまでしてくれるなんて! 」と感激していたのだが、今年はなんと息子用にミルクたっぷりのチョコレートが用意されていたのだった。
息子は、私たち夫婦が珈琲とともに食べているピーナツチョコレートの包み紙を、いつも憧れの目で見ては、匂いをかいでチョコというものの余韻を味わっていただけで、まだ一度も食べたことがなかった。
チョコレートデビューするなら、手作りチョコがいいだろうということで、息子に大人への階段を一歩のぼらせてみることにした。真面目な顔で、ひとかけらずつ手でつまむと、おちょぼぐちで味わい、鼻をふくらませつつ、未知の味を堪能した様子だった。一日一粒ずつ、という特別なお菓子である。









2016年1月28日木曜日

カンタン過ぎて怖いマフィン

菜種油を使ったカンタンなマフィンレシピがないかなと思い、偶然たどり着いたのが、料理レシピ検索サイトの「クックパッド」で、見つけたリコさんのバナナマフィンのレシピ

私は、1歳10ヵ月の息子のおやつにしたかったので、砂糖はてんさい糖を使い30gにした。ベーキングパウダーも小さじ1に変更した。黒くなったバナナではなく、黄色いバナナを使うとねっとりした甘さではなく、爽やかな甘さで美味しかった。リコさんの言うように、軽くてもっちりした食感が楽しめた。バナナとてんさい糖だけでもけっこうな甘さがあったので、メープルシロップは大さじ1か、なくてもいいかもしれない。

このレシピの最大の魅力は、ただ書いてある材料順にボールの中で混ぜて、焼くだけという恐ろしいほどにカンタンなレシピだったことだ。これならば、育児の合間にパパッと作ることができる。当然、洗い物も少なくて済むので、やる気がわく。

このレシピを応用して、家にある食材で何か別のマフィンを作ってみようと考えた。
具材は息子の好きな、サツマイモと缶詰のコーンを使った。甘すぎない軽食っぽいマフィンが作りたかったので、塩とコーンミールを加えてみた。コーンミールはスコーンを作る時に使っているもの。

<サツマイモとコーンのレシピ>マフィン型で6個分作れる
●材料
砂糖30g
牛乳120cc
菜種油大さじ2
薄力粉130g
コーンミール(コーングリッツ)30g
塩ひとつまみ
ベーキングパウダー小さじ1
缶詰コーン小さじ5~6
サツマイモ(私は蒸したものを使った)2切れ分を食べやすい大きさの角切りにする。飾り用に少し残しておくとよい。

●上記の材料をボールに順に入れヘラなどを使って混ぜる。具材を入れたら練り過ぎないようにさっと混ぜ合わせる。マフィン型に7分目くらい入れて、飾り用にとっておいたサツマイモを上にのせ、180度で20分程度焼き色がほんのりつく程度に焼く。竹串をさしてみて生地がつかなければ完成。











2016年1月9日土曜日

ついつい食べ過ぎちゃう、ノンバターの粉ものおやつ

子育てをしていると、すぐにお腹がすいてしまう。
お腹がすくと、イライラしていつもより余計に怒りがちになるので、おやつは重要だ。

息子のためにというよりは、自分のために、最近はノンバターの粉ものおやつをよく焼いている。ひとつは、なかしましほさんの「スマイルビスケット」。丸く型抜きをして好きな顔にできるのがおもしろい。全粒粉の香ばしさとメイプルシロップの甘さがよく合う。

もうひとつは、薄力粉とコーンミールとてんさい糖を使ったシンプルなスコーン。友達に教えてもらったレシピでは、豆乳を使っていたが私は牛乳でやっている。

スマイルビスケットとスコーンは、どちらともバターの代わりになたね油を使っているので、あっさりとしていて、サクッとした歯ごたえが楽しめる。

スマイルビスケットは、170度で30分。スコーンは200度で15分焼いたら完成だ。

1歳9ヵ月の息子は、お菓子を作っているのがわかると、我慢できなくなり「おコーン(スコーン)、イッケット(ビスケット)」と叫んで走り回り、すぐに食べさせてもらえないと泣きだしてしまうので厄介だ。

オーブンで焼き始めたら、気分転換に息子と散歩に出かける。ちょっと近所をぶらついている間にできてしまうので、ありがたい。

おやつを食べている子どもの顔は、幸せを絵に描いたようでほほえましくなる。

2015年12月31日木曜日

2015年も、無事に“道草”納め

1歳9ヵ月の息子は、歩き盛りで私は散歩という名の“道草”に毎日付き合わされている。

今日は大みそかで、家では朝から大掃除に忙しく、あまり息子にかまってあげられなかったので、食後の散歩は好きなところへ行かせてやろうと思ったら、けっこう遠くまで歩かされてしまった・・・・・・。

急な階段をてくてく下りて、小石をマンホールの穴に落とす遊びをし、駅前で電車を見て、お気に入りのバスをベンチに座って見送って手を振り、坂道を上って帰ってきた。途中で疲れておんぶし、横断歩道など危ない場所は、抱っこをして40分くらいじっくり歩いた。

息子は家にばかりいると、キーキーキーキー奇声をあげて大変で、お互いストレスになるので、一日一回の散歩や公園遊びは欠かせない日課となっている。

私も子育てで腰痛が悪化し、歩いたほうが体がラクなので、できるだけ歩くようにしているのだ。

散歩をした後の私のお楽しみは、息子のお昼寝タイム。うまくいくと1時間~2時間くらいは寝てくれるので、その間に料理や庭仕事をしたり、パソコンを開いたり、裁縫をやったりしている。

そして、もうひとつのお楽しみがお昼寝後のおやつタイムだ。秋から冬にかけては、さつまいもをたくさん食べた。私は生まれてからこんなに芋を食べた記憶がないというくらい、過去最高に食べたと思う。さつまいもとりんごとレーズンを鍋で蒸し煮したものは息子のお気に入りで、シュタイナーの幼稚園の親子教室でも砂糖を使わないヘルシーなおやつとして、よく出される人気のメニューだ。

写真は、250度に温めたオーブンで30分焼いた自家製の焼き芋。今まではお店で買っていたが、親子でたくさん食べたいので、家でも焼くようになった。こんがりと皮が香ばしい焼き芋のおいしさは、なんとも格別である。

さて、道草つながりでひとつご報告が。横浜を拠点にデザイナーの荒澤文香さんと共に4年間活動してきた『Michi-Kusa』サイトが、年内で最後の更新を終えて、“道草納め”することになりました。これまでイベントやエッセイに参加してくださった皆さま、どうもありがとうございました。年明け後もしばらくサイトの閲覧はできるので、読み残したエッセイなどあれば、どうぞこの機会にご覧ください。

では、皆さまも、よいお年を!
来年も、気ままに『ことのは山房のポケット』のブログを更新していきますので、よろしければまた遊びにきてください。

2015年12月31日 ことのは山房








2015年12月23日水曜日

イポクン?

冬はいろいろな柑橘類が出回る季節。最近、息子は毎日のように「みかん」を食べている。皮をむく作業は指先を器用にしてくれるし、一粒ずつよく噛んで食べる練習になっていい。私は、お出かけの時にバックにひとつ忍ばせておき、ジュースがわりに食べさせている。

鹿児島の義母から私の実家に立派な「デコポン」が届いたそうで、少しだけおすそ分けしてもらった。おへそのある大きなデコポンを見た息子は、「みかん、おっきーねー!」と目を丸くしていた。

「デコポンっていう名前のみかんだよ」と教えたのだが、発音が難しいらしく「イポクン」などと言ってニヤニヤしている。まぁ、ニュアンスはだいたい合っているね(笑)。ちなみに、「みかん」と「ゆず」は言えている。

写真は、わが家の冬至の「ゆず」。お正月のお雑煮用に皮をほとんど剥いて冷凍してしまったので、ゆずとは思えない不思議な物体になってしまっているが、ゆず湯で香りは十分楽しめた。

お風呂でゆずの香りに満たされていると、心と体が寒さで凝り固まってしまっていたことに気づかされる。「一年間お疲れさま」と、ねぎらってくれているかのように、ゆず独特の色と香りには、明るく穏やかな気持ちにしてくれるような、“もみほぐす”作用がある気がするのだ。