2016年1月10日日曜日

雪の結晶に包まれて

横浜 山手の昔懐かしい「山元町商店街」の一角にある「greenpoint books & things」。古本や雑貨が大好きな私は、オープン当時から時々通っていたお店だ。

元写真店を改装した2階建ての古い木造のお店は、狭く急な階段をおそるおそる、ゆっくり上ると小屋のようでもあり秘密基地のようなギャラリースペースがあり、毎回訪れるたびにワクワクさせてくれる。

このギャラリースペースで、1月30日(土)まで開催中の「 Beige Snow Flakes 羊色の雪」展を息子と一緒に観に行ってきた。(※会期中は基本的に土曜日のみ営業とのこと)

展示は、画家の伴美里さんがお母様と一緒にされている編み物プロジェクト Chomo Chomoによるもの。

友人のズアン課 スズキチヒロさんが本のデザインを手がけ、画家の伴美里さんが身近にある100の好きなものをドローイングした『100Things in My Room.』(utrecht)というペーパーブックサイズの本を手に取ったのがきっかけで、伴さんに惹かれた私は、彼女の作品も出品されていた千葉の川村記念美術館の『静寂と色彩 : 月光のアンフラマンス』を観に行ったのだった。それが2009年なので、伴さんの作品を身近に観たのは7年ぶりということになる。
「greenpoint books & things」での展示では、伴さんの作品展示の他、Chomo Chomoの定番のベビーニットの展示販売も行っている。赤ちゃんのすべすべの素肌に似合う、やさしいニットの風合いとシンプルなデザインときめ細やかな編み目が美しく、見ているだけでうっとりしてしまう。

雪氷学の基礎を築いた中谷宇吉郎の記録から編み図を起こしたという、ウールの暖かな雪のオーナメントは、アクセサリーサイズのものから大きなものまであり、白壁に映し出されたシルエットの美しさも含めて、天上から地上に舞い降りてきて消えてしまう儚い雪の世界を、じっくりと堪能できる。

会場に置いてあった、『天然生活』の雑誌の中に、伴さんの編み物に関するインタビュー記事が載っていたのだが、お父様の体調がすぐれず家の中に緊張が走った時に、伴さんとお母様は、編み物に向かうことで心が静まったということが書いてあったのが印象的だった。

昔からある手しごとのひとつである、編み物。マハトマ・ガンジーの非暴力運動ではないが、女性が誰かのことを思いながら、黙々と手を動かし、美しさと静けさと平和をコツコツと編み上げていくことの、大切さをあらためて感じたのであった。




2016年1月9日土曜日

ついつい食べ過ぎちゃう、ノンバターの粉ものおやつ

子育てをしていると、すぐにお腹がすいてしまう。
お腹がすくと、イライラしていつもより余計に怒りがちになるので、おやつは重要だ。

息子のためにというよりは、自分のために、最近はノンバターの粉ものおやつをよく焼いている。ひとつは、なかしましほさんの「スマイルビスケット」。丸く型抜きをして好きな顔にできるのがおもしろい。全粒粉の香ばしさとメイプルシロップの甘さがよく合う。

もうひとつは、薄力粉とコーンミールとてんさい糖を使ったシンプルなスコーン。友達に教えてもらったレシピでは、豆乳を使っていたが私は牛乳でやっている。

スマイルビスケットとスコーンは、どちらともバターの代わりになたね油を使っているので、あっさりとしていて、サクッとした歯ごたえが楽しめる。

スマイルビスケットは、170度で30分。スコーンは200度で15分焼いたら完成だ。

1歳9ヵ月の息子は、お菓子を作っているのがわかると、我慢できなくなり「おコーン(スコーン)、イッケット(ビスケット)」と叫んで走り回り、すぐに食べさせてもらえないと泣きだしてしまうので厄介だ。

オーブンで焼き始めたら、気分転換に息子と散歩に出かける。ちょっと近所をぶらついている間にできてしまうので、ありがたい。

おやつを食べている子どもの顔は、幸せを絵に描いたようでほほえましくなる。

2016年1月8日金曜日

リアル版“どんぐりころころ”に親子ではまる!

去年のクリスマスに、ばぁばサンタにお願いしたのがアトリエモックというメーカーの木のオモチャ『くるくるスロープ』だ。

1977年発売のロングセラー商品らしい。木製の4色のボールと、4色の車と、連結車があり、スロープを上から下へ転がしていくというとてもシンプルな遊びだが、それぞれに走るスピードや落ちる時の音が違うため、飽きずに目で追って遊んでしまう。

親子教室に通っているシュタイナーの幼稚園では、これに似た木製のスロープがあり、殻に入ったクルミを転がして遊んでいるのだが、家では秋にたくさん拾った「どんぐり」が大活躍している。

ずんぐりむっくりとした大きめのどんぐりは、コロコロと不思議に回転し、時に止まりながら落ちてくるのがかわいらしい。どんぐりは、ひとつずつ転がすのもいいが、団体様で転がすのもにぎやかでおもしろい。止まってすぐつまるので、ボールや車を転がして後ろから押してあげるというワザもあみだした。

くるくるスロープの遊びは、童謡でおなじみの『どんぐりころころ』のリアル版といった感じだ。

1歳9ヵ月の息子は、童謡のCDに入っているこの曲が気に入り、歌が始まると他の遊びを中断してオーディオの前に駆け寄り、腰をふりふりしながら踊っている。今夢中になっているくるくるスロープの遊びと歌の内容がリンクして、自分の気持ちにぴったり寄り添う音楽がみつかったことがうれしいいのだろう。童謡の歌詞やリズムというのは、本当によくできているなぁと感心してしまう。

2016年1月7日木曜日

「ママじゃなきゃイヤ!」は本当か!?

よくある子どものセリフのひとつに「ママじゃなきゃイヤ! 」というのがある。

1歳9ヵ月の息子は、食事中にスプーンや食器を私に向かって差し出し、「ママー、ママー! 」と泣いてだだをこねたり、遊ぶ時に一緒にやってほしいと「ママー、いっしょに! 」と言ってせがんだりして、他の人が代わりにやろうとしようものなら、首を横に振ってイヤイヤする。

それを聞いたパパやばぁばは、「ママのこと大好きだから仕方ないよね~」などと言って、その場を離れようとするのだが、ママのほうも「そうよね~うふふ」などと、親バカで自惚れていられるうちはいいが・・・・・・。

毎日のことになると「それは、本当か!? 」と睨みをきかせ、突っ込みを入れずにはいられなくなる。

それでなくても、洗い物や洗濯、掃除や食事の準備などママにはやらなければいけないことが山とあるのだ。「これ以上、ママの仕事を増やさないでくれ! 」と思うのが普通の神経ではないだろうか?

冷静になって考えてみればすぐにわかる。育児の中でママじゃなきゃできないことなど、ほとんどないのだ。せいぜい、母乳をあげることぐらいだろう。

共働きで保育園に預けているような家庭は別だが、パパが仕事で日中外に出ていて、家でママが育児をしている場合は、子どもはママと過ごす時間が一番長いので、どうしても甘えの対象になりやすく、なつきやすいという、ただそれだけのことなのだ。

「ママじゃなきゃイヤ! 」という子どものセリフは、“なんとなくママに甘えたい気分”になっているだけで、実のところママじゃなくても大丈夫なことが多い。だから、世の中のパパはママに甘えている場合じゃないし、「やっぱりパパじゃダメなのか」などと、いじけている場合でもないのだ。

わが家のパパは、最近ようやく「パパもやりたいの! 」「ママは忙しいから、パパが抱っこしてあげるよ」などと言って、「ママじゃなきゃイヤ! 」を、だいぶかわせるようになってきたが、寝かしつけや歯磨きなどは、まだまだママ依存度が高い。ママがやるほうが早く済むのでついついやってしまっているというのが現実である。

まぁ、まぁ、そこは夫婦なので、育児もお互いに言い分があり、様子を見ながら“歩みよりつつ”というところだろうか。

子どもが言う「ママじゃなきゃイヤ! 」を真に受けて、一人で抱えすぎてしまっているママがもしどこかにいたとしたら、「イヤイヤ詐欺です、だまされないで! 」と言ってあげたいし、「それくらいパパにやってもらいなよ! 」と背中を押してあげたいのだ。

パパに“手伝ってもらう”という弱腰のスタンスではなく、“少ししずつおかませする”のが成功のコツである。パパが自主的に動きだしたら、子どもだって嫌な気持ちはしないだろう。“パパでもよかった”という成功体験を重ねることでしか、「ママじゃなきゃイヤ! 」をかわす近道はないのである。

「パパにやってもらえてよかったね~」と、パパの地位が向上するような言葉がけをママがしてあげるのもオススメである。

写真は、義理の妹が作ったミニュチュアの人形。インスピレーションで、すみれちゃんと名付けた。私に似ている感じがしてプレゼントしてくれたそうだ。茶箪笥の中にこの人形を見つけると、息子は「ママ! 」と指をさしてうれしそうな顔をする。なので、息子の前ではママ人形だということにしている。