2011年11月14日月曜日

ブラフ18番館での朗読コンサート無事終了。ご来場ありがとうございました!

秋らしい心地よい風とやわらかな太陽が降り注ぐ11月13日の午後・・・
横浜山手の洋館ブラフ18番館のサロンルームで、
朗読コンサートを行いました。

洋館へ偶然散策へ来ていた方や、母、友人、知人など15人ほどが
集まりアットホームな雰囲気のなかでのコンサートになりました。
最後まで聴いてくださった皆さん、どうもありがとうございました!

会場には白いユリの花がいけられ、甘い香りが漂っていましたね。
小さな家をモチーフにした木村裕さんの絵も飾られ、
木村さんの生ピアノの演奏、私の詩の朗読がひとつの空間で
淡く混じり合い、とても幸せなひとときでした。
私は大好きだった亡き祖母から譲り受けたワンピースを身にまといました。

今回私は、レインスティックという民族楽器を使って、
雨や波音の効果音にしました。枯れたサボテンを使っているのですが、
中が空洞になっていて、トゲに小石が当たることできれいな音が出ます。
昔は雨乞いの儀式に使われたそうですよ。

共演者の木村さんのやさしい佇まい、そして魂を鎮めてくれるような
美しいピアノの音色、本当に素敵でしたね。

アンコールで演奏した「穏やかな海」は、東日本大震災で津波の被害に
合われた方を悼む作品として、木村さんが作詞・作曲をしました。
朗読していても、情景が浮かぶようで最初は泣いてしまい
なかなか読めなかったのですが、

奪うだけではなく残していってくれたもの、海のやさしさをうたった
この詩をぜひ今回読みたいと思い、最後にお届けしました。
皆さんの心には、どんなものが残ったでしょうか?






Special Thanks 写真提供:下窪俊哉さん