日常を旅する雑誌『アフリカ』が、1年ぶりとなる2016年8月号を発行しました!10周年という節目を迎えてさらに迷走中!? の『アフリカ』は、いったいどこへ向かっているのか?どうやら執筆者も編集人もわかからないらしい。
小さなつまずきや違和感をそのまま見過ごすことができない、現代の大人たちが、日常を鋭く描く雑誌『アフリカ』。
最新号では、ドキュメンタリー写真家の柴田大輔が初登場。内戦が続く南米コロンビアの友人マウロとの交友を、互いの9年間にわたる成長を重ね合わせながら、綴っています。(柴田さんは、この夏の終わりから秋にかけて新宿と大阪のニコンサロンで写真展が開かれる予定です。詳細はニコンサロンのサイトをご覧ください)
私、芦原陽子は、『おっぱい山のふもとから(上)』という、母乳育児にまつわるエッセイを寄稿しました。「・開通はしたけれど・真夜中のプロレスラー・母乳育児の危機・心に残る祝いの品々・眠れぬ日々と母の痛み」が、エッセイの小見出し。
のんびりとした妊婦時代を過ごしてきた余韻が抜けないまま、出産と同時に二十四時間営業の「乳業」に携わる身となった、母の最初の戸惑いを綴りました。
『それだけで世界がまわるなら』髙城青さんのエッセイ漫画も、今回は子どもがいない夫婦の葛藤を。『Stork mark』の犬飼愛生さんの詞は、子どもを連れてくるというコウノトリをモチーフに、子ども、出産にまつわる、女の深い欲を描いていて、身につまされます。
『アフリカ』10周年を記念し、編集人が『アフリカ』が誕生するまでの秘話を明かしているページも.
『アフリカ』を手にするのがはじめてという方にも、入門書として!? 楽しめるのではないでしょうか。
『おっぱい山のふもとから』のエッセイで、おっぱいを飲んでいた息子も2歳の夏を迎えました。卒乳してはじめての夏。大好きな電車を見つめる後姿も、ちょっとお兄ちゃんになった気がします。
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