私が毎日のようにする洗濯の行為を、見守っているうちに、いろいろな動作に興味を持っていったのだろう。
2歳9ヵ月の今では、洗濯が終わったサインの「ピー、ピー、ピー」が鳴った時点で、「ママーせんたくおわったよー! 」と教えてくれるのはもちろん。洗濯ネットのファスナーを自分で開けて、床に出してくれる。私がやろうとすると、「じぶんでやるー! 」と怒られてしまう……。
そして、いざ庭の物干し竿に干しに行くとなると、自分のサンダルを玄関に取りに息子は走る。晩秋から冬にかけては、庭に蚊や蜂が出てこなくなるので、子どもと一緒でも安心だ。息子は私が干す作業をしている周りをウロチョロ走って、ほとんど邪魔をしているようにしか見えないのだが、もしかするとママのボディーガードでもしているつもりなのかも!? しれない(笑)
2階の日当たりの良い旦那の部屋の手すりには、バスタオルやシーツを干すのだが、箱にしまってあるピンチを私に手渡すのが息子の仕事なので、「2個取って、もう1個取って」などとやりとりしながら、補佐役をこなす。
夕方に洗濯を取り込んでからが、息子のお楽しみの時間だ。
息子がピンチを外しやすいように、大人用や子どもの椅子の背に引っ掛けてやる。そうすると、ちょうどいい高さでピンチを押せて洗濯物が落下する。
新年にタオルの畳み方を教えてみたら、意外と上手に畳めたので、最近は毎日やっている。「タオルの端と端をこうやって合わせるんだよ。シワものばしてね。」と私が先に手本を見せて教えて、「はんぶんこ、もういっかい、はんぶんこ」と、二人で呪文を唱えるように畳んでいく。勢いあまってはみ出したら、私が「バックオーライ!」と言って、やり直しさせる。ママは厳しいのである。
息子用の大きなバスタオルは、収納の都合から私がくるくる丸めている。息子はまだできないので、「ロールケーキはできないから、ママやってー」とお願いされる。
靴下は、わざと家族分をバラバラに散らして、どれがセットになるかを見つけさせるゲーム感覚で手伝わせている。セットを見つけて手渡すと私がくるりと丸めるのだ。
一人でやるより、時間がかかるので、早く終わらせて夕飯づくりをしたい気持ちにかられるが、ここはガマンガマンと息子のやりたい気持ちに、のんびり付き合うことにしている。
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