シュタイナー教育を行っている幼稚園の親子教室をきっかけに、「手しごと」に目覚めた私。
手先は器用とはいえず、おおざっぱでどちらかというといい加減な性格だが、手先を動かすことは好きだし、手づくりの温かみのある物に惹かれ、自分の頭に浮かんだアイデアを形にしていく地道な作業も楽しいので、どうにかこうにか1年あまり「手しごと」を続けることができている。
月1回行われている、手しごとを習う広場では子どもを連れて主に手縫いの手しごとを教わっている。
昨年の今ごろは、「赤ちゃん人形」を作っていた。これはシュタイナー教育では最初に与える足のない素朴な抱き人形として紹介されているものだ。ブログでも「僕のかわいい妹」というタイトルで記事を書いているので、興味のある方はそちらもどうぞ。
あるシュタイナーの幼稚園のバザーで、「星の子」というかわいらしい手のひらサイズの人形が売られているのを見てから(正確には売り切れていて、実物を見ることはできなかった)いつかあの子を作ってみたいと思っていたのだ。
「スウェーデンひつじの詩舎」で手作りキットが販売されているということで、実物を見てから決めたかった私は、青山にあるクレヨンハウスに買いに行った。いろいろ色がある中から黄色と水色の2体がセットになった星の子のキットを購入することにした。(税込みで1680円)
やらわかなジャージー素材の星型のお人形は、作っている最中から優しい気持ちになれる。講師の先生にアドバイスを受けながら、作っていくと仕上がりの美しさが断然違うので、とても勉強になる。
ジャージー素材はズレやすい生地なので、仮縫いをしたり、まち針を多めに打ったりといった、下準備が大事なのだ。羊毛の入れ具合や目口のバランスも、小さい人形だからこそちょっとした加減で持った印象や顔の印象が違ってくるので、慎重にやったほうがいい。
ニョキッと出た、てるてる坊主のような小さな手と足。ふっくらやさしい顔がなんとも可愛いらしい「星の子」人形。息子もお月さまやお星さまが好きなので、気に入ってくれるといいな。
あとは、髪の毛を縫い付けるだけで完成。落ち着いてやりたい作業や時間が足りずできなかった部分は、宿題として持ち帰って育児の合間にやる。次は1ヵ月後なので、焦らずできるのがありがたい。
手しごとを習う広場では、講座の終了後に子どもたちと親と講師の先生とともにスタッフ手作りのおやつもいただく。この日は、豆乳クリーム付きのマドレーヌとリンゴジュースの寒天ゼリー、参加者のママさん差し入れのクッキー。教室後のおやつのたのしみもあるからこそ、親子で通い続けられているのかもしれない。
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