2012年1月3日火曜日

明けましておめでとうビーム!!!

新年明けましておめでとうございます。
2012年のお正月は、実家で家族や新しく家族になる人と、
のんびりとおだやかな時間を過ごすことができました。

大みそかは、久しぶりに古いアルバムを
引っ張り出してきて、昔話に花を咲かせました。

祖父母の写真や両親の青春時代の写真、
二人の結婚式の写真などを順を追って見ていると、
命のバトンが奇跡的にリレーされて、ようやく
私や妹まで来たんだなと、感慨深いものがありました。

そうそう、私のツイッターのアイコン写真で使いたいと
思って去年の夏頃撮ったウルトラマンビーム写真。

古いアルバムを見ていたら、それと同じような写真が
眠っていました。自宅の団地で撮った3歳頃の写真かな?
ウルトラマンショーを見に行っている写真もあったので、
どうやら私は小さい頃からウルトラマン好きだったようです。

3分しか地球にいられない持久力のないところも
どこか似ている気がするウルトラマンと私。
地球の平和に貢献できているのか、よくわからないけれど、

私が日々を生きていく中で、感じた喜びや感動、違和感や怒りを
今年も正直なウルトラマンビームで、ビビビと真正面から
発信していきたいなと思っています。

苦笑いしつつも、どうぞお付き合いのほどよろしくお願いします!

2012年1月3日 ことのは山房

2011年12月31日土曜日

2011年最後に手に取った赤い実

2011年がもうすぐ終わろうとしていますね。
卯年で年女だった私は、「ぴょんぴょん飛び回る年にしよう!」などと、
例年以上に勢いづいていました。東日本大震災が起きて、そんな浮かれ
モードではいられないかもしれないと思えた3月・4月…。

世の中が重く沈んだどん底であっても、動き出したい気持ちでいっぱい
だった私は、横浜のクリエイターユニットで『Michi-Kusa』を立ち上げて、
ゲストや友人の助けを得ながら、こわばった震災後の心を体を
癒すカフェイベントを5月の終わりに開催しました。

それと同時に、地元神奈川県の情報発信をする
「かなマグ」のライターのお仕事もスタートしました。

震災後の混乱した状況の中で、心を静めてくれる詩や
音楽のありがたさを痛感していた私は、ポエトリーリーディング
のオリジナル映像作品の制作にも取り組みました。

秋にはブラフ18番館で、生ピアノの演奏とともに
朗読コンサートを開くこともでき、
自分の新しい可能性を試せたのも、大きな経験になりました。

秋から年末にかけては、人生の転機になるような
大きな出逢いや出来事があり、
ジェットコースターに乗るようなエキサイティングな毎日を過ごし、
とても満たされた気分の中で、運命の波にのまれる覚悟を決めました。
今は来年に向けて思い描いた夢を実現すべく、
一歩一歩前へ進んでいるところです。

そんな中で、お正月飾りは何にしようかな?と、
お花屋さんをのぞいたのですが、来年のことを思い描いていると、
「松」のように「待っている」気分ではなく、
赤くつややかな実をつけた「南天」に自然と手が伸びました。

「南天」は、「難を転ずる」という音の響きが似ていることから、
縁起のよい木として、庭などによく植えられるそうです。

これまで流したたくさんの涙も、どうしようもない悔しさも、激しい怒りも…
「すべては実りの季節を迎えるためにあったんだなだなぁ」と、
来年笑って振りかえることができたらいいなと、
「南天」の実に小さな祈りを込めました。

皆さんにとっても、来年がよい年でありますように。
今年一年間、ことのは山房にお付き合いいただきまして、
ありがとうございました。

2011年12月31日 ことのは山房

2011年12月16日金曜日

文芸誌『アフリカ』クリスマス号に、男女にまつわるエッセイを執筆<好評発売中>

私がやっているカフェイベント『Michi-Kusa』つながりのご縁で、
道草家で小説などを書いている下窪俊哉さんと知り合い、
下窪さん自ら編集やデザインを手掛けている文芸誌『アフリカ』に
エッセイを執筆することになりました。

『アフリカ』は、2006年に当時下窪さんが住んでいた大阪でスタートしました。
小説やエッセイ、詩、写真、漫画などいろんなジャンルのお楽しみが混ざり
合った小さな読み物として、細く長~く愛されているユニークな雑誌です。

自分の心の底をのぞかれているのでは!?と思うような、
なんだかとても共感できるストーリーや、今を生きる人々の日々の思いが
綴られていて、他人事とは思えない・・・そんな雑誌です。
普段あまり小説や雑誌など読まない私ですが、1冊読んで
「何これ~おもしろいじゃん!」と、とても気に入ってしまい、
バックナンバーを取り寄せてじっくり味わうように、
すみずみまで愛読しております(笑)

文芸誌ながらも、押しつけがましいことはなく、
気楽に付き合えるところが魅力ですね。
ところどことに散りばめられた下窪さんのユーモア精神も
いい味を出していて、思わずクスッと笑ってしまいます。

若草色をしたクリスマス号には、いろんなシチュエーションの
男女の姿が描かれています。
私は「男と女は、話せばあかりあえるのか?」というお題で、
エッセイを書きました。

お友達にも話したことがないし、自分のブログにも書いたことのない、
とてもプライベートなエピソードも盛り込んでいて、正直書くのがつらかった。

そして、ちょっと恥ずかしくもあるけれど、多分今ちゃんと言葉にして
整理しておく必要があったことなのでしょう。大切な人とすれ違って
悲しい思いをする前に、ぜひ読んでほしいエッセイです。

クリスマスにふさわしい、温かい話や男女のエピソードも多い
『アフリカ』クリスマス号。
大切な誰かに、そして自分自身に、プレゼントしてみてはいかがでしょう?

▽文芸誌『アフリカ』クリスマス号の詳細はこちら。
期間限定で珈琲とのセット販売も行っています。

上記の下窪さん経由はもちろん、私経由で購入することも
できます!購入ご希望の方は下記アドレスまでメールをお送りください。
推定価格400円の入金確認後に、郵送させていただきます。(送料はおまけします)

kakukikukataru★kotonoha-sanbou.jp(★をアットに変えてください)

2011年11月14日月曜日

ブラフ18番館での朗読コンサート無事終了。ご来場ありがとうございました!

秋らしい心地よい風とやわらかな太陽が降り注ぐ11月13日の午後・・・
横浜山手の洋館ブラフ18番館のサロンルームで、
朗読コンサートを行いました。

洋館へ偶然散策へ来ていた方や、母、友人、知人など15人ほどが
集まりアットホームな雰囲気のなかでのコンサートになりました。
最後まで聴いてくださった皆さん、どうもありがとうございました!

会場には白いユリの花がいけられ、甘い香りが漂っていましたね。
小さな家をモチーフにした木村裕さんの絵も飾られ、
木村さんの生ピアノの演奏、私の詩の朗読がひとつの空間で
淡く混じり合い、とても幸せなひとときでした。
私は大好きだった亡き祖母から譲り受けたワンピースを身にまといました。

今回私は、レインスティックという民族楽器を使って、
雨や波音の効果音にしました。枯れたサボテンを使っているのですが、
中が空洞になっていて、トゲに小石が当たることできれいな音が出ます。
昔は雨乞いの儀式に使われたそうですよ。

共演者の木村さんのやさしい佇まい、そして魂を鎮めてくれるような
美しいピアノの音色、本当に素敵でしたね。

アンコールで演奏した「穏やかな海」は、東日本大震災で津波の被害に
合われた方を悼む作品として、木村さんが作詞・作曲をしました。
朗読していても、情景が浮かぶようで最初は泣いてしまい
なかなか読めなかったのですが、

奪うだけではなく残していってくれたもの、海のやさしさをうたった
この詩をぜひ今回読みたいと思い、最後にお届けしました。
皆さんの心には、どんなものが残ったでしょうか?






Special Thanks 写真提供:下窪俊哉さん