夫の影響で私も結婚して以来、コンサートに足を運ぶようになった。夫は昨年の神奈川県民ホールでひと足先に観ていたのだが、私の分のチケットがなかなか手に入らず、ようやくツアー折り返し地点の33本目にあたる、1月15日の大宮ソニックシティーホールでのコンサートに行くことができた。
前回、2014年に行われた通称マニアックツアーの時は、息子はまだ生後5ヵ月くらいだったため、私はライブ中におっぱいがパンパンに張ってしまい、途中トイレで乳絞りをして慌ただしかったのだが、今回は夫に息子を預けてゆっくりと達郎さんの音楽に向き合うことができた。
大宮までの移動時間が往復約3時間、ライブが約3時間半なので、ちょっとした小旅行という感じであった。さすがに、座りすぎておしりが痛くなったが、行くまでの高揚感と帰りの余韻も含めて私にとっては今までで最高のライブ体験となった。
昨年発売された、シュガーベイブの40th anniversary ultimate editionの『SONGS』を、息子とよく聴いて、中でも特にポップなサウンドの『SUGAR』の虜になってしまった息子は、毎日のように狂ったように聴いて踊っていたため、1歳10ヵ月になった今ではちょっと歌えるくらいになってしまった。息子にとって達郎さんは、“憧れの歌のお兄さん”的存在となっているのだ。
私も息子のおかげで、これまでにないくらい、昨年は達郎さんの曲を浴びるように聴いたので、今回のコンサートは音と歌詞が身体の隅々までビンビンに届いて、本当に気持ちの良い至福の時間となった。
また、今年に入ってから私が夢中になって聴いていた、フォーシーズンズだが、リードボーカルであるフランキー・ヴァリのヒットナンバー『君の瞳に恋してる』のカバーを、達郎さんのコンサートで生で聴くこともできた。偶然のめぐり合わせの妙に、天を仰いで感謝せずにはいられなかった。
バックミュージシャンの肉厚なサウンドに乗せられ、上昇気流に乗ってどこまでも高く遠く、飛んで行ってしまいそうな、達郎さんの歌声を会場の人達と共に思う存分に味わい、踊り、拍手を送り、今年一年分のガソリンが満タンになったかのような、大きな励ましと力をもらった。
超一流な歌のお兄さん、今年もどうもありがとう!
そして、このコンサートを私にプレゼントしてくれた夫にもありがとう!
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