2016年1月19日火曜日

二人目ラッシュに揺れる、オンナゴコロ

世の中は、某アイドルグループの解散騒動、生番組での謝罪などを受けて、あっちこっちで好き勝手な事を言って盛り上がっているようだ。

ニュースで報道されるような大騒動にはならないものの、子育てをしているママの周りでは常に小さな騒動が起こっている。

そのひとつが“二人目ラッシュ”と言われる騒動だろう。

私の数ヵ月前に一人目を出産した先輩ママたちが、昨年の夏から冬にかけて一気に2人目ラッシュに突入した。大きなお腹をかかえて、ちょろちょろ動きまわるようになった上の子を連れて、買い物や公園へ行く姿をたびたび見かけた。

子どもたちの集まりなどでちょっと見かけない時期があり、久しぶりに会ったと思ったら、もう臨月状態で、「え~いつの間に!!」という感じなので、あっけに取られてまう。

今までは若めの先輩ママの二人目ラッシュだったので、まだ衝撃は少なかったが、年齢も近い一番身近なママ友にも二人目ラッシュの波が押し寄せてきたので、「おぉ~ついにここまで来てしまったか!!」と、一気に現実を突き付けられ、「乗り遅れにご注意ください、ドア閉まります!」という車掌さんの声と発車ベルが高々と鳴り響く音が聞こえたような気がした。

若いママは体力があるので、一人目の子育ても落ち着かないうちに、さっさと二人目のことを考えられるのだろうが、私のように高齢出産で一人目を産んでいるような場合、いろいろと考えてしまい二人目に踏み切れないという話をよく聞く。

子育てをしていく体力があるのかどうか、出産や育児にはまとまったお金も必要になるので、経済的な不安や住環境などの問題もあるのだろう。

そんなことを先輩ママに話すと、だいたい「そんなこと考えてたら、いつまでたっても子どもなんて産めないよ、勢いだからね」などと一喝されてしまう。いろんな準備が整ったら、産むのかと言われると、たしかにそうでもない気がする。

私の場合、一人っ子でかわいそうだから二人目を産むという考えは一切ない。そこらへんに子どもはいっぱいいるのだから、なにも“きょうだい”という血のつながりにこだわる必要もないし、きょうだいのように友達と仲良く遊べば寂しくはないじゃないかと思うくらいだ。

親としては一人っ子のほうが、じっくり子育ての過程を楽しめていい気もするし、ケンカや争い事も少なく済むかもしれないなどと考える。

なのに、産むべきか、産まざるべきか・・・・・・の間を行ったり来たりしてしまう。

幸せだった妊婦時代のマタニティウェアは名残惜しくて捨てられず、息子のかわいかった赤ちゃん時代を思い出し、ニヤニヤしてみたり、もし、次は女の子だったらなどと、あれこれ妄想したりしてしまうものなのだ。

”産める機能”が残っているオンナ”というのは、欲深く、厄介な生き物なのである。

冒頭の写真は、先日雪が降った時に私が作った雪うさぎ。今は三人家族なので3個作ったのだが、今朝起きてみたら、葉っぱと赤い実だけ残して、お盆の上は水たまりだけになってうさぎは姿を消していた。なんともシュールな絵であった。


家族は一人でも、二人でも、三人でも、四人でも人数に関係なく立派な家族なのだ。溶け合えばすべてひとつで、家族というかけがえのない時間を共に過ごす、小さな共同体(サークル)に過ぎないのだろう。











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