2016年1月7日木曜日

「ママじゃなきゃイヤ!」は本当か!?

よくある子どものセリフのひとつに「ママじゃなきゃイヤ! 」というのがある。

1歳9ヵ月の息子は、食事中にスプーンや食器を私に向かって差し出し、「ママー、ママー! 」と泣いてだだをこねたり、遊ぶ時に一緒にやってほしいと「ママー、いっしょに! 」と言ってせがんだりして、他の人が代わりにやろうとしようものなら、首を横に振ってイヤイヤする。

それを聞いたパパやばぁばは、「ママのこと大好きだから仕方ないよね~」などと言って、その場を離れようとするのだが、ママのほうも「そうよね~うふふ」などと、親バカで自惚れていられるうちはいいが・・・・・・。

毎日のことになると「それは、本当か!? 」と睨みをきかせ、突っ込みを入れずにはいられなくなる。

それでなくても、洗い物や洗濯、掃除や食事の準備などママにはやらなければいけないことが山とあるのだ。「これ以上、ママの仕事を増やさないでくれ! 」と思うのが普通の神経ではないだろうか?

冷静になって考えてみればすぐにわかる。育児の中でママじゃなきゃできないことなど、ほとんどないのだ。せいぜい、母乳をあげることぐらいだろう。

共働きで保育園に預けているような家庭は別だが、パパが仕事で日中外に出ていて、家でママが育児をしている場合は、子どもはママと過ごす時間が一番長いので、どうしても甘えの対象になりやすく、なつきやすいという、ただそれだけのことなのだ。

「ママじゃなきゃイヤ! 」という子どものセリフは、“なんとなくママに甘えたい気分”になっているだけで、実のところママじゃなくても大丈夫なことが多い。だから、世の中のパパはママに甘えている場合じゃないし、「やっぱりパパじゃダメなのか」などと、いじけている場合でもないのだ。

わが家のパパは、最近ようやく「パパもやりたいの! 」「ママは忙しいから、パパが抱っこしてあげるよ」などと言って、「ママじゃなきゃイヤ! 」を、だいぶかわせるようになってきたが、寝かしつけや歯磨きなどは、まだまだママ依存度が高い。ママがやるほうが早く済むのでついついやってしまっているというのが現実である。

まぁ、まぁ、そこは夫婦なので、育児もお互いに言い分があり、様子を見ながら“歩みよりつつ”というところだろうか。

子どもが言う「ママじゃなきゃイヤ! 」を真に受けて、一人で抱えすぎてしまっているママがもしどこかにいたとしたら、「イヤイヤ詐欺です、だまされないで! 」と言ってあげたいし、「それくらいパパにやってもらいなよ! 」と背中を押してあげたいのだ。

パパに“手伝ってもらう”という弱腰のスタンスではなく、“少ししずつおかませする”のが成功のコツである。パパが自主的に動きだしたら、子どもだって嫌な気持ちはしないだろう。“パパでもよかった”という成功体験を重ねることでしか、「ママじゃなきゃイヤ! 」をかわす近道はないのである。

「パパにやってもらえてよかったね~」と、パパの地位が向上するような言葉がけをママがしてあげるのもオススメである。

写真は、義理の妹が作ったミニュチュアの人形。インスピレーションで、すみれちゃんと名付けた。私に似ている感じがしてプレゼントしてくれたそうだ。茶箪笥の中にこの人形を見つけると、息子は「ママ! 」と指をさしてうれしそうな顔をする。なので、息子の前ではママ人形だということにしている。







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