2016年1月17日日曜日

恐怖のブォーンちゃん、克服への道

こちらがわが家の必需品、愛称は「ブォーンちゃん」こと掃除機である。

以前、夫が使っていた古い掃除機が壊れて一昨年買い替えたた2代目だ。このブォーンちゃんは、「TWINBIRD」というメーカーの、スティック型クリーナー。別メーカーのコードレスタイプにも惹かれたが、値段の安さとタフさと吸引力を考えて、コードありの掃除機にした。

サイクロン式の掃除機を自宅で使うのは、初めてだったが「こんなにとれるのか!」とゴミが目に見えるのがうれしく、これまで以上に達成感を感じられるようになり、掃除機がけが好きになってしまった。ゴミを入れる袋もないので、水色のケースにたまったゴミをサッと捨てられるのも気持ちがいい。

私は、掃除機の「ブォーンちゃん」を毎日かけたくて仕方がないのだが、息子にとって掃除機の時間は恐怖なのである。赤ちゃんの頃は、掃除機の音を聞くだけで泣いていたが、最近は部屋の隅でぬいぐるみをぎゅっと抱きしめ、恐怖を感じながらもじっと見つめて耐えている。掃除機中は、空気が汚れるので夫がいる時には、2階の部屋に連れて行ってもらうこともある。

同じような音がするもので、息子が苦手なのは、公共のトイレに設置されている手を乾かすジェットタオルだ。あれも、掃除機と同じようなブォーンという音がして、おまけに風も出てくるので恐怖なのである。私が使うとあからさまに嫌な顔をする。

でも、掃除機はこれからもずっと使うものなので、慣れてもらわないと仕方がない。なので、ちょっと嫌がろうと怖がろうと、私は平気で掃除機をかけることにしている。

掃除機が終わりゴミを捨てる時に、息子を呼び寄せて「ブォーンちゃんが、こんなにゴミを吸ってくれたよ。おへやをきれいにしてくれたから、いい子いい子してあげて」と言うと、息子はちょっとへっぴり腰になりながらも、掃除機のブォーンちゃんの頭をそっとなでてくれる。

苦手だけれども、嫌いではないようである。

その証拠に、洗濯物をかけるハンガーを掃除機に見立てて、ブォーンなどと言いながら部屋を掃除していることがある。掃除機をやってみたい気持ちもしっかり育っているのだ。

掃除機嫌いな子は結構多いと聞くが、聴覚過敏などでない限りは、しだいに慣れていくものだと思うので、そんなに心配しなくていいのだろう。気長に慣れるのを待つしかない。



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