2016年1月26日火曜日

のりものいっぱい!

男の子という生き物は、誰もしむけたわけでもないのに、なぜか「のりもの」にハマる。電車が通過するときのガタンゴトンという音に、両手を振りあげて興奮し、長く連結した電車の車両がホームに入ってくるのを見ては喜ぶ。バスの降車ボタンをやたらと押したがり、止まっているカッコイイ車にすり寄る・・・・・・数え上げたらきりがないが、「のりもの」には、男の子を惹きつける魔力があるようだ。

友人にもらった柳原良平さんの『のりものいっぱい』という絵本は、そんな息子の心にぴったりとフィットしたのだろう、もう何度読んだかわからないほどだ。

同じ山手に住むご近所の作家でもあった、柳原良平さんの描く「のりもの」は、紙を切り張りしたもので、キョロッとした目がついているのが特徴だ。シンプルながらも色の配色で、それぞれの「のりもの」の要素をしっかりとらえているので、息子は、すぐに「のりもの」の違いを理解し、名前を一気に覚えてしまった。

息子が一番好きなのは、しんかんせん。ほーぼーしゃ(しょうぼうしゃ)、きゅーきゅーしゃの名前もこの本のおかげで覚えられた。レール(モノレール)タンカーなどもお気に入りの様子。絵本の中に出てくる丸坊主の男の子を私が指さすと、「こうくん!」と自分の名前を言うのもおもしろい。絵本の世界の主役は、もしかしたら「のりもの」ではなく、自分なのかも?

「のりもの」は、運転してみたいという欲求をかりたてる道具でもある。たまひよごっこあそび絵本というのがあり、息子もひとつ持っている。ハンドルがあり運転ごっこが楽しめるものだ。30種類の音やボタンあそびができるという。ピーポーピーポー、ウーーなどのサイレン音が大人にとってはうるさくもあるが、ボタンを押したり、いたずらっぽい遊びも好き放題にできるので、時々やる分にはいいのだろう。


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